無リスク資産ってなんだ?

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前回に無リスク資産の重要性について書きました。

本当に大事なのは無リスク資産の比率なのだ。リスクの取りすぎに気をつけよう
僕は現在リアロケーションを実行中です。 いい機会なのでリアロケーションについて少し考えたいと思います。 リスク資産の...

しかし、無リスク資産の定義は難しいです。

今回は無リスク資産について考えてみたいと思います。

無リスク資産とは?

現代ポートフォリオ理論では、無リスク資産とはリスクを負うことなくリスクフリーの収益率が得られる資産のことです。

一般的には、国債や預金が無リスク資産とされています。

しかし、国債や預金といえどもリスクがないわけではないです。

日本の財政状態を考えると国債を全くリスクがないとは言えないですし、預金についてもペイオフがあるとはいえ実際にはどうなるか分かりません。

(あくまでも可能性の問題で、日本が破綻する可能性は極めて低いと考えます)

また、名目的に元本が保証されてもインフレにより実質的な価値が目減りする可能性があります。

このように考えると、現代ポートフォリオ理論でいうところの無リスク資産は実際には存在せず、リスクが相当程度に低い資産で代替しているといえます。

なお、ここでいうリスクとは価格変動の度合い(ボラティリティ)です。

具体的にどの資産が無リスク資産に該当するのか

無リスク資産が実際には存在せず、リスクが相当程度に低い資産を無リスク資産とみなしているとすると、投資家によって無リスク資産としている範囲が異なる可能性があります。

では、投資家は具体的にどのような資産を無リスク資産として取り扱っているのでしょうか?

まず、殆どの人が異論なく無リスク資産としている資産を挙げてみたいと思います。

・預金

・個人向け国債

預金と個人向け国債を無リスク資産として取り扱うことに異論がある人はいないでしょう。

預金は、金融機関ごとに1,000万円までは、金融機関が破たんしても元本とその利息は保証されています。

また、個人向け国債は直前2回分の利子が控除されるだけで元本が保証されています。

これに対して、国内債券クラスのインデックスの投資信託を無リスク資産として取り扱うかは意見が分かれると思います。

たまに、預金と個人向け国債は、価格変動がないから無リスク資産だけど、価格変動がある国内債券クラスのインデックスの投資信託はリスク資産であるという主張を見ますが、その考えには違和感があります。

もし、価格変動があるものがリスク資産に該当すると考えると、個人向け国債以外の通常の国債も価格が変動するのでリスク資産に該当することになってしまいます。

また、預金と個人向け国債は確かに名目的には価格変動はないですが、実質的には価格変動があると考えることも出来ます。

では、どのような資産を無リスクと考えるべきなのでしょうか?

結局は、価格変動の度合いが相当程度に低いかどうかで決めるべきと考えます。

国内債券クラスのインデックスの投資信託の価格変動の度合いが相当程度に低いと考えるならば、無リスク資産に分類すればいいですし、そうでないと考えるならリスク資産に分類すれば良いと思います。

個人的には、国内債券クラスのインデックスの投資信託の価格変動の度合いは相当程度に低いと考えていますので、無リスク資産に分類しています。

あくまで個人的な考えであり、少数派であることは自覚していますので、他人に勧める気はないです。

ではでは。

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コメント

  1. 預金にしても国債にしても、インフレがジワジワ進行したら全然無リスクじゃないですしねえ。
    厳密な意味での無リスクは無いのだなと。
    結局が当人がバランス感覚で決めるしかありませんね。

  2. ファルコン男爵 より:

    >招き猫の右手さん

    厳密には無リスク資産はないと思います。

    ただあまりこだわっても仕方ないので、基本的には元本保証があるものを無リスク資産とすればいいような気がしてきました。