金利低下により国内債券ファンドが急騰。国内債券ファンドの含み益が100万円を超えたが。。。

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日本銀行は2016年1月29日の金融政策決定会合で2016年2月16日から日本銀行当座預金の一部(政策金利残高)に▲0.1%のマイナス金利を適用することを決定しました。

黒田総裁は、遂にマイナス金利の導入という禁断の武器を投入したのです。

マイナス金利導入により国債の金利が急激に低下

日銀はマイナス金利を適用することを決めましたが、日本銀行当座預金全体にマイナス金利を導入するのではありません。

日本銀行当座預金を、「1.基礎残高」「2.マクロ加算残高」「3.政策金利残高」に3分割し、それぞれの異なる金利を適用します。具体的な金利は以下のとおりです。

1.基礎残高     +0.1%

2.マクロ加算残高      ゼロ

3.政策金利残高   ▲0.1%

上記のように、マイナス金利が適用されるのは「3.政策金利残高」のみであり、マイナス金利導入時点では日本銀行当座預金全体に占める「3.政策金利残高」の割合は1割程度です。

つまりマイナス金利が適用されるのは、日本銀行当座預金の1割程度に過ぎないのです。

それでも日本銀行当座預金の増加分については、基本的に▲0.1%となるので金融市場では▲0.1%を前提として金利や相場形成がなされています。

日本銀行当座預金のマイナス金利導入の効果は、国債市場で顕著に表れています。

日本銀行当座預金のマイナス金利を導入すると発表した直後から短期国債の流通利回りがマイナスとなりました。

そして遂に、2016年2月9日には長期金利の指標となる満期までの期間が10年の国債の流通利回りがマイナスとなったのです。

その後、満期までの期間が10年の国債の流通利回りは少し持ち直し、マイナスからプラスに転じたのですがその後も歴史的な低水準となっています。

国内債券ファンドが急騰し含み益が100万円を超えた

金利が低下すると債券価格が上昇します。

債券価格の上昇に伴い国内債券クラスのインデックス投資信託の基準価額もかつてない勢いで急騰しました。

僕は国内債券クラスの運用をインデックス投資信託(国内債券ファンド)で行っているのですが、長期金利がマイナスとなった2016年2月9日時点の評価額で遂に含み益が100万円を超えたのです。

2016年2月9日時点の国内債券クラスの評価額
ファンド名簿価(円)評価額(円)損益(円)損益率
日本債券インデックスe2,000,0002,195,551195,551+9.78%
SMT 国内債券インデックス・オープン12,630,00013,498,819868,819+6.88%
ニッセイ国内債券インデックスファンド1,700,0001,750,24650,246+2.96%
合計16,330,00017,444,6161,114,616+6.83%

最も古くから保有している「日本債券インデックスe」については損益率がプラス9.78%となっており、あと一歩で含み益が1割となってしまいます。

「日本債券インデックスe」は、2012年4月5日に一括で取得しているので僅か4年程で1割に近い利益(含み益なので厳密には利益ではないですが)が得られているのです。

国内債券ファンドをどうするか?

国内債券ファンドでこれ程の基準価額の上昇は考えていませんでした。

しかし、基準価額が上昇したからと言って喜んでばかりもいられません。

僕は国内債券ファンドを便宜上無リスク資産として分類していたのです。

無リスク資産ってなんだ?
前回に無リスク資産の重要性について書きました。 しかし、無リスク資産の定義は難しいです。 今回は無リスク資産につ...

素人投資家の僕でも流石に国内債券ファンドのリスク(価額変動)がゼロではないことは理解していますが、リスクは許容できる程度に低いと判断し便宜上無リスク資産として分類していたのです。

ただし、無リスク資産と呼ぶと語弊があるで、最近は低リスク資産と表現するようにしていました。

国内債券ファンドが本当に低リスクかどうかについても意見が分かれるところだと思います。

最近の価額変動を見ていると低リスクではないという考えも最もだと思いますが、一方で他のアセットクラスと比べると圧倒的に価額変動が小さいのも事実です。

マイナス金利導入による金利低下により、国内債券ファンドの基準価額は急騰しましたが、当然ながら金利が急上昇すると、国内債券ファンドの基準価額は急落してしまいます。

日本の国債は信用力が高いので、金利が急上昇する可能性は低いと考えていますが、将来にわたって信用力が維持されるとは限りません。

今回の国内債券ファンドの急騰でリスクを再認識し、将来的には個人向け国債か預金で運用することも検討する必要があると改めて考えさせられました。

黒田総裁の目の黒いうちは、日本の国債の金利が急上昇する可能性は極めて低いので、当面は国内債券ファンドを持ち続けるつもりですので、将来の国内債券クラスの運用方法はそれまでに整理しようと考えています。

ではでは。

コメント

  1. それだけ含み益があるなら、損失の出てる他のファンドとセットで売って税金を圧縮し、そのお金を今度は株式に積み立てていったら美味しそうですね。

  2. ファルコン男爵 より:

    >招き猫の右手さん

    まさしくその方法を考えていました。

    もう少し下がったら、リバランスを実行しようと思います。