個人型確定拠出年金(401k)のおすすめ金融機関はSBI証券だ!(2016年5月版)

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昨日ついに、確定拠出年金法等の一部を改正する法律案が衆議院本会議で可決、成立しました。

確定拠出年金法等の一部を改正する法律案が可決!個人型の重要な変更点を解説します。
本日ついに、確定拠出年金法等の一部を改正する法律案が衆議院本会議で可決、成立しました。 この改正により、2017年1月...

この改正により、大部分の現役世代の人が個人型確定拠出年金に加入できるようになるので、個人型確定拠出年金口座を開設する人が急増することが予想されます。

個人型確定拠出年金口座を開設する人の参考になればと、2015年8月に個人型確定拠出年金のおすすめ金融機関の記事を書いていますが、その後の状況の変化を反映して現時点でのおすすめ金融機関を書きたいと思います。

個人型確定拠出年金(401k)のおすすめ金融機関はこれだ!
個人型確定拠出年金には、様々なメリットがあることは以前紹介しました。 メリットとデメリットの内容を考慮して、加入を決め...

【追記】

おすすめ金融機関の改訂版を記事にしました。

個人型確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ金融機関は楽天証券とSBI証券だ!
先日もお伝えしましたが、楽天証券が個人型確定拠出年金に参入しました。 また、SBI証券が新規加入キャンペーンを実施し、...

金融機関選択のポイント

個人型確定拠出年金を提供している金融機関は、200社以上あります。

この200社以上ある金融機関を以下の2つのポイントで絞り込みを行いました。

1. 金融機関の手数料
2. 先進国株式クラス及び新興国株式クラスのインデックス投資信託の信託報酬等

コストは確実にリターンを低下させます。

しかも、個人型確定拠出年金は、原則として60歳までは取り崩せないため、通常は長期に渡り運用することになります。

そして運用が長期になるほどコストの違いがリターンに与える影響は大きくなるのです。

また、非課税口座では、期待リターンの大きいアセットクラスに投資するのが合理的なので、投資するアセットクラスは期待リターンの高い先進国株式と新興国株式に絞っています。

ここで、多くの人がコストが高くてもリターンが高い投資信託を選べば良いと考えると思いますが、将来のリターンが高い投資信託を選ぶことは極めて難しいのです。また、殆どのアクティブファンド(投資信託)は、長期的に見れば低コストのインデックスファンド(投資信託)にリターンが劣るということは歴史的な事実です。

そして検討の結果、現時点でのおすすめの金融機関はSBI証券という結論に至りました。

ただし、極めて限定的な条件においては、スルガ銀行と野村證券が有利となる場合もあります。

以下でその理由を説明します。

金融機関の手数料

手数料には、加入時に発生する費用と、毎月継続的に発生する費用があります。

加入時に発生する費用は以下のとおりです。

金融機関金融機関費用国民年金基金連合会合計
SBI証券1,080円2,777円3,857円
スルガ銀行0円2,777円2,777円
野村証券0円2,777円2,777円

なお、国民年金基金連合会に払う費用はどこの金融機関を選んでも共通です。

次に、毎月継続的に発生する費用は以下のとおりです。

金融機関金融機関費用国民年金基金
連合会
事務委託先
金融機関
合計
SBI証券324円
(資産50万円以上
0円)
103円64円491円
(資産50万円以上
167円)
スルガ銀行0円103円64円167円
野村証券342円103円64円509円

なお、国民年金基金連合会及び事務委託先金融機関に払う費用はどこの金融機関を選んでも共通です。

この金融機関の手数料という観点からみると、スルガ銀行が最も低いです。
SBI証券は、何故か加入時に手数料をとっていますが、毎月の費用は資産額が50万円以上になればスルガ銀行と同じく最安です。
野村證券は、やはり毎月の費用が高くなっています。

先進国株式クラス及び新興国株式クラスのインデックス投資信託の信託報酬等

次に、3社の先進国株式クラス及び新興国株式クラスのインデックス投資信託(厳密に言えば、EXE-iはインデックス投資信託ではないですが)の信託報酬等は以下のとおりです。

SBI証券
ファンド名アセット
クラス
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
DCニッセイ外国株式インデックス先進国株式0.2268%0.3298%
EXE-i新興国株式ファンド新興国株式0.3924%0.557%
スルガ銀行
ファンド名アセット
クラス
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
インベスコMSCIコクサイ
・インデックス・ファンド
先進国株式0.756%0.823%
インデックスファンド海外新興国
(エマージング)株式
新興国株式0.592%0.936%
野村證券
ファンド名アセット
クラス
信託報酬
(税込)
実質コスト
(税込)
野村DC外国株式インデックスファンド・
MSCI-KOKUSAI
先進国株式0.238%0.275%
野村新興国株式インデックスファンド新興国株式0.603%0.867%

この投資信託のラインナップに重要な動きがありました。

SBI証券が2016年4月22日から、「DCニッセイ外国株式インデックス」をラインナップに加えたのです。

DCニッセイ外国株式インデックスの詳細解説。SBI証券の個人型確定拠出年金口座のラインナップに追加!
今回は、SBI証券の個人型確定拠出年金口座で取り扱いを開始した投資信託のなかで最も注目度が高い「DCニッセイ外国株式インデッ...

以前は、SBI証券は金融機関の手数料は安いものの、先進国株式クラスの投資信託の実質コストは野村證券の「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」と比較すると、かなり高くなっていました。

しかし、「DCニッセイ外国株式インデックス」をラインナップに加えたことにより、その弱点がほぼ解消されたのです。

「DCニッセイ外国株式インデックス」は、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」よりも、実質コストは高いですがその差は僅かになりました。

SBI証券は、手数料が安いので投資信託の実質コストが少し高くても、トータルのコストでみると多くの場合で最安となります。

また、「DCニッセイ外国株式インデックス」の純資産が積み上がり運用が安定すれば、さらに実質コストが安くなる可能性があります。

以上の理由により、個人型確定拠出年金のおすすめ金融機関はSBI証券という結論になりました。

スルガ銀行は手数料こそ最安ですが、投資信託が非常に高コストであるため、総合的に判断するとコストが高くなってしまいます。

スルガ銀行は、掛金拠出額の所得控除は受けたいけれど、リスク資産に投資したくないという場合に限り有力な候補となります。

野村證券は手数料はかなり高いですが、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」の実質コストが低いため、資産額が相当程度大きくなれば総合的なコストは最安にる可能性があります。

拠出限度額が高く資産額が大きくなるのが早い第1号被保険者やある程度資産額が大きくなっている企業型確定拠出年金や企業年金からの移換者は、野村證券が有力な候補になる可能性があります。

ただし、SBI証券の「DCニッセイ外国株式インデックス」の実質コストが下り、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」と同程度になると、野村證券の優位性はなくってしまいます。

口座開設はギリギリまで待ちましょう

長々と書きましたが、個人的にはおすすめ金融機関はSBI証券の一択だと思います。

参考のために、スルガ銀行と野村證券のことも書きましたが、この2社が有利となるのは極めて限定的な場面に限られますし、その後の状況変化への対応を考えるとあまりおすすめはしません。

最後に、個人型確定拠出年金のおすすめ金融機関がSBI証券なのは間違いないですが、これはあくまでも2016年5月現在でのことです。

改正確定拠出年金法が成立したことにより、他の金融機関がより良いサービスを提供する可能性がありますので、口座の開設はあせらずに年末位まで待った方が得策だと思います。

ではでは。

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